奏でられたアオゾラペダル。

2019.12.1 and more

今日はその中から

一曲について、そして

私が大好きな人について。

 

アリーナ。花道の目の前。センステはほぼ正面。

そんな夢みたいな席から

肉眼ではっきり見える位置にピアノが置かれ

白と黒の衣装を身に纏い

貴方が出てきて座った時から

込み上げてくる温かい何かを必死に堪えた

 

人生の中で一度でもいい。貴方のピアノが生で聴きたかった。その夢が叶った、まさにその瞬間がこの日だった

 

最初の一音、鍵盤が弾かれた時

鳥肌が立った

息をするのを忘れた

ペンライトを強く握りしめた

持つ手が汗ばむほどに握りしめた

 

一音一音が力強くて。

力強くて、優しかった。

優しくて、強かった。

強くて、美しかった。

 

まるでオトノハで紡いでくれた言の葉が

音となり、旋律となり奏でられているようだった

 

腕にテーピングを巻くほど

何度も、繰り返し練習していた姿を後から知り

溢れんばかりの感謝と、尊敬の念で胸がいっぱいになった

 

何日、何時間、ファンのために練習してくれたんだろう。

そう考えると、胸が熱くなった

 

真剣な横顔、力強く弾かれる指、水を飲む姿。

そして

弾ききった後、目を閉じて下を向いたあの表情。

気づいたら、堪えていた熱いものが溢れていた

 

ドームに響き渡った最後の一音。静寂。歓声。

 

ああ、一生ついて行く。ついて行きます。

正面に座っていた貴方に誓った。

 

貴方のピアノで、伴奏で歌えたアオゾラペダル

 

一生忘れません。宝物です。

本当にありがとう。

 

今でもアオゾラペダルを聴くと

あの音や旋律、景色を思い出し

 

アオゾラを見上げ、貴方の幸せを願う。